代表挨拶
私たちは、「食という字は人に良いと書く」を基本理念とし、命の循環を基とした栽培法で果樹の自然栽培を行うとともに、人と自然が一体となって、誰もが童心にかえり、生きている歓びを感じてもらえる「こころたがやす農場」として2015年に開拓を開始しました。
阿蘇・くじゅう国立公園内に立地する農場内にはブルーベリー畑をはじめ、ルン爺の空飛ぶブランコや大小様々なブランコ・ツリーハウス・ターザンロープ・キッズワールド・くじゅう連山に向かって走るトロッコ列車・ヒルトップには巨大な天地の椅子・谷には50mの吊り橋・ダイナミックな草滑り等々があり、雄大で美しい大自然に囲まれた遊園地としても、多くの皆さまに愉しんでいただいています。
開拓から 10 年。次の 10 年で本格的なぶどう畑づくりをスタートさせます。
さまざまな逆境・苦難を乗り越え、海を渡り、日本の関東、越前、豊後とおよそ四半世紀の長い刻を経て、より逞しく洗練されて久住高原童心回帰農場に還ってきた山ブドウ。名称を「ヤマブドウ 910 Q-ten」としました。
また今年から農場の理念である、
「生きること学ぶことに困窮するこどもたちの支援、飛躍しようと努力するひとたちの滑走路となる」
今までたくさんの方々のご支援をいただいて10年かけてようやくつくってきた理念の土台。この土台のうえに今後10年かけてしっかりとした柱を建てます。
童心回帰農場をキャンパスとして、生きること学ぶことに困窮する子どもたち、飛躍しようと努力するひとの滑走路として[ルンジースクール]を開校します。
モットーは晴耕雨読。910 Q-tenのぶどう畑づくりや農作業、また学校では出会えない大人たちの話しを聴くなどを通して、様々な理由から置かれている環境にうまく馴染めない子どもや大人の実践の学び場、「こころたがやす…草原の学び舎」として運営し、将来、精神的にも経済的にも自立できる夢と希望を持って生きていける力をつける場所にしたいと考えています。